第54章 2回戦3
貴方side
パァン!
私は大吾が言っていた指示通り牽制をしない
ト部(うちが走るチームなのはわかってるはずだが…星原のやつ牽制してこねーな。
ベンチにいるおばはんは、全く監督らしい動きはしてねえし…となると…風林の司令塔は星原自身かあの捕手か、もしくはメンバー表にCの表記のあった茂野か…!)
シュッ――!!!
――パァァァン!!
審判「ストライーク!」
鈴木「牽制なげてこねーな。あれじゃ宮田でもスタートを切れない」
清.監督「…なら、それをさせるだけだ」
サッ…
相手側が出したサイン、一体なんだ…
宮田「……」
貴「…はぁ…?」
アニータ(うっそ、離れすぎやろ~!?)
何とランナーが5メートル近くベースから離れたのだ、私とアニータも驚愕