第5章 噂の新入部員4
大吾side
大吾「俺は風林中野球部キャプテン、茂野大吾!入部希望なら、ここで名前とクラス、これまでの野球経験と所属チーム、得意なポジションとか書いてくれる!?」
俺はそう言って机を指差す
仁科「……部室はあそこか」
しかし彼らは無視して部室に入って行く
男子「おい、着替えるから開けんなよ!」
バタンッ
大吾「え?」
睦子「大吾!ちょっと聞いてよ!あいつらったら…!」
睦子から彼らの経緯を聞き始める
____
仁科side
部室
仁科「おいおい、女だらけの野球部な上にやっといた男があのちびっこキャプテンかよ。絵に描いたような弱小チームだな。」
北大路「今のままじゃメンバー足りないな。」
梅宮「あいつらを外野で使うのかよ、やべーだろ。」
ガッチリとした大柄な体格の梅宮祐介、長髪にメガネをかけた北大路颯太。
仁科「使う訳ないだろ。俺ら以外にも推薦組が、最悪でも男の経験者が入ってくるだろ。そうすればあいつらはお払い箱さ」
千葉「そーいや仁科、監督はいつから来るんだ?」
菅原「………」
長身でほっそりとした千葉拓己、小柄で坊主頭の菅原和気。
仁科「昨日電話したら、まだ前のライオンズの引継ぎが残ってるらしい…1週間くらいで来ると言ってた」
…………
睦子side
大吾「スポーツ推薦!?」
大吾は部室の外で大きな声を上げる
睦子「うん、5人共南陽ライオンズにいたんだって」
大吾「え、あの名門の!?」
星蘭「そう、だからあいつら我が物顔で振る舞ってんのよ!」
沢「女のあたしたちはマネージャーやれ的な?」
太鳳「完全にうちら舐められてんね、うちら」
睦子たちは怒りと呆れで入り混じっていた。