第41章 異様な変化球1
貴方side
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次のバッターは、アニータ
3点先取した私達は引き続き、打つ事が出来る
アニータ「しゃーこいやぁ!」
『4番キャッチャー、椛島くん』
アニータ「え…」
アニータを男と間違えるコールが…
アニータ「女子や女子!見たらわかるやん!!」
「あ…失礼しました…!4番キャッチャー、椛島さん』
千里「あんな凹凸のある体型で…」
太鳳「なるほど、女子男子に見えなくはない」
2人は間違えたことを納得している様子
仁科「ウケるっ…性別間違えられてるし」
貴「こら、笑うな」
隣で笑ってる仁科に、軽く注意する
審判「プレイ!」
横内「……」
苦しい表所を浮かべる横内
アニータ(くっそむかつくー!うちもでっかいの打ったる!)
シュッ―!!
カァァン!!
シュッ―!!
パァァァン!!
審判「ストライーク!」
2球で追い込まれるアニータ
大吾「厳しいボールだな…やっと本気でコースを突き始めてきたぜ」
先程のストレートとは、明らかに変わった攻撃
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五木中side
横内「え!?それ本当ッスか監督!?」
監督「あぁ…1週間前の紅白戦の時、マウンドに上がるお前に変化球を禁止させただろ?あの時、外野手が怪しい4人に気付いて俺に耳打ちしてきた」
それは大吾達4人が偵察をした日の出来事
監督「おそらくどこかの偵察だと踏んで、手の内を見せないようにしたんだ」
…………
貴方side
シュッ―!!
アニータ(また外角や、それ狙うとったで!)
ダッ!!
アニータはそれしかないと思いっきり踏み込む
……だが……