第39章 初戦開始3
貴方side
大吾「おっしゃーっ!」
横内「え…?」
太鳳「ウフ、盗んじゃった♡」
横内「ホゲーっ!?」
千里が完全にモーションを盗み、二塁に盗塁を決めていた
五木.監督「あのバカ、無警戒にもほどがあるだろ…」
睦子「初球から盗塁のサイン出したの大吾!?」
大吾「いや、出してないよ。ただ偵察で、クイックはうまくないピッチャーとわかってるから、千里には行けたらいつでも行けとだけ言ってある」
大吾は、緻密な作戦をすでに考えていた
横内(ハハハ、結構積極的に攻めて来るじゃないの。まあ走者なんざどうでもいいけどな。
…女に俺の球が打てるわけねーからなぁ!)
ビュッ―!!
カァァァン!!
横内「!?」
太凰はあっさりと速球を打ち返す、流石だ
パシッ!!
横内「片平!」
相手ファーストが横っ飛びでボールを捕った。慌てて相手投手がカバーに走る
パシッ!
横内「なっ!?」
ダッ!!
審判「セーフ!!」
しかし俊足を飛ばした太凰が相手投手より早く一塁を駆け抜けた
片平「横内、ホームだーっ!」
横内「何!?」
一瞬の隙を突いて千里が三塁を蹴っていた
ザァァァァ!!!
千里はホームインする、よし1点目
大吾「やったーっ!」
睦子「1点先制!」
アニータ「ナイスラン千里!」
1・2番コンビの活躍で風中が1点を先制する
貴「ナイスヒット!」
太鳳「怜花も頑張って♡」
貴「うん」
五木.監督「っ原ぁ!」
原「た、タイム!」
相手監督が、イライラしながらタイムを取る
五木.監督(偵察で女子にしては動きのいいチームだと思っていたが、予想以上だ…マシンの打撃練習でもろくに当たってなかったんだが…あくまで見たのは1日だけだ……星原くんだけだと思ってたんだが……っ)