第34章 攻略練習1
貴方side
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次の放課後
大君「じゃーん!」
睦子「ピッチングマシン!」
アニータ「うちにこんなのあったんや!」
大会初戦を前にして、風中野球部が本格的に始動する
大吾「うん。まあ私立だし、ちょっと前まではそこそこ強かったからね」
丹波「マシンを出すってことは、五木中のピッチャー結構速かったのか?」
大吾「えぇ。アニータと怜花と仁科で目視で測った感じ、おそらく120km位は出てると思います」
全「120km…」
球速の速さは中学生では結構速い
アニータ「けど、怜花師匠程速くはなかったですわ」
太鳳「確かに」
大吾「見たところ変化球はねぇみたいだったけど、あの速球を打たないことには先には進めない」
星蘭「……でも、マシンより怜花が投げた方が確実じゃない?」
大吾「怜花は試合で思う存分投げるんだ、練習で体力はあんまり使わせたくない」
アニータ「そこに関しては同感ですわ」
…………
星蘭がボールを入れ、マシンが動き出す
ビュッ!!
カァァァァン!!
アニータ達が快音を残す中…
ブンッ!!
仁科「……あれ…」
星蘭「…ぷ、空振り…」
仁科「っ笑うの、止めてもらって良いっすか!?」怒
仁科にとっては球速に対応するには少々時間がかかりそうだった…