第35章 攻略練習2
睦子side
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?「……」
汗を拭き取る為、タオルを取りに部室辺りに向かってると…じっと私達の練習を見るひとりの少年がいた
睦子「?……ねえ、ちょっとあんた!」
?「!」
ダッ!
私に声をかけられ、少年は逃げるように去って行く
…………もしかして、敵情視察…?
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貴方side
練習後、夕方
大吾「おつかれー」
睦子「大吾もお疲れ」
大吾「初戦の相手は思ったより手ごわそう、だけどうちのメンバーのポテンシャルなら勝てない相手じゃないよね」
太鳳「言うじゃん、キャプテン」
睦子「あ、そうそう。さっき怪しい人がいてさ」
貴「……?怪しい人?」
睦子「うん、なんかうちの制服じゃない坊主頭の人が、ずっとグラウンド見てたのよ。ありゃきっと五木中のスパイよきっと!」
…………
五木中side
監督「何?女子が7人!?」
?「はい。ですが素人レベルではなさそうでした。
それなりに経験もあるかと思います。
それと、投手なんですが……その人が、一番注意する必要がありそうです」
監督「…どういう事だ?」
?「…この人が、多分風林中のエースだと思います」
そう言いながら、野球雑誌を見せる少年
監督「…!彼女が、居るのか!?」
?「間違いありません、この目で見てきましたので」
監督「…数々の強豪校からスカウト推薦多数が来て、投手のスピードも速く変化球も多数持ってる、彼女か。
……これは、油断は出来ないな」
?「……どうしましょうか?」
監督「……私が考え、明日から実施する……彼女の攻略方法を(…風林中に居たとは、予想外だ…だが、必ず見つけて見せる)」
知らない所で、相手校は私の対策が練り始めていたとは知るよしもない