第32章 なんや、コイツ!?3
アニータside
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アニータ「がっかりや。先輩も呑気過ぎて全くアテにならへん」
不満を千里にぶつける
千里「まぁいいじゃん、今回の大会はあたしたちは自分の仕事をしっかりやれば」
アニータ「せやな。キャプテンなら怜花師匠ならあたしも認めんやけど」
千里「…確かに、リーダーシップ感あるもんね…」
秘かに、怜花師匠をキャプテンにすべく話しあっていた
その時
ガラッ
大吾「お、いたいた。アニータ!」
千里「先輩!」
アニータ「…!」
そこにジャージ姿のキャプテンが立っていた
大吾「悪いけど今日はちょっと用事があるから、アニータは俺と一緒に来て。千里は部活に行っていいよ」
千里「え?」
大吾「あとアニータは体育着に着替えて、ユニフォームでも制服でもまずいから」
アニータ「はあ?ちょ、せ、先輩うちそういう趣味は…!」
有無を言わさず、キャプテンに連れて行かれる
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貴方side
五木中学校
大吾「ここだね、野球部のグラウンドはどこだろう」
アニータ「……何で怜花師匠と仁科も…」
貴「……無理やり大吾に連れてこられた」
仁科「…先輩と同じく」
初戦の相手の情報が分からなく、大吾に自主練していた所半ば無理やり五十木高校に連れて来られた
私、仁科、そしてアニータ
しかも、ジァージとか着ろとか言うし
アニータ「じゃあうち見て来るわ」
大吾「あーダメだよアニータ!」
アニータ「なんでや」
大吾「他校の生徒が堂々と入っていいわけないだろ、それも偵察で」
貴「おい、じゃあどうやって入んの」
仁科「入る気っすか?」
貴「だって、よく考えたら相手のエース見れるかも」
仁科「!」
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大吾「おっ、いたいた」
すぐに野球部の練習グラウンドを見つける
大吾「練習試合やってる!ラッキー!ついてるな俺たち!」
この日は偶然にも練習試合が
サッ…
グラウンドの外をしばらく動いた4人