第3章 噂の新入部員2
仁科side
?「zzz…」
ガンッ!
?「うおっ!……お、俺の名前は…」
仁科「自己紹介はさっきしただろ、行くぞ」
俺は席で居眠りをしていたある男の机を蹴って起こす
?「お、終わったか」
仁科「他の組のやつらも誘いに行くぞ」
俺達はこの時を待っていたかのように行動は早くする
仁科「おらおら邪魔だ、どけどけ!」
廊下を歩く5人のグループ、俺らが補強部員のメンバー
___
睦子side
野球部ロッカー
星蘭「えーっ!?それマジ睦子ぉ!」
睦子「マジマジ、大吾が言ってた」
一方その頃、2年生になった私佐倉睦子はユニフォームに着替え始めていた
睦子「顧問の山口先生が、今年は1年たくさん入ってくるって!これで去年の3年がごっそり抜けた後の部員不足も、やっと解消ね。」
星蘭「え~そうなのぉ。あたしやべーじゃん、上手い男子が入ってきたら、レギュラーとられるし。」
太鳳「ま、部員不足は解決するんだから良いじゃん……そういえば、怜花は?」
沢「一緒じゃないの?」
睦子「…あぁ、実は課題忘れたみたいで、居残ってるのよ」
太鳳「え、珍し。成績良かったよね」
睦子「…部活が始まるみたいで、楽しみで寝坊したみたい」
星蘭「小学生か!?」
沢「しょうがないよ、怜花は野球大好きだし」
彼女の話で盛り上がってると、グラウンドから音がきこえる、部室を出てみると数人がグラウンドで遊んでいた。
睦子「はあ?」
…………
仁科「バカ!ゴロ打てっつってんだろ!拾いに行くの」
バァンッ
私は素手でライナーを捕る
仁科「あぁん?」
星蘭「ちょっと何してんのあんたたち!ここは部活用のグラウンドなんだけど!人がちゃんと整備してるのに、お遊びで荒さないでくれる!?」
星蘭が彼らに注意する。
?「部活用?うそつけ。どう見ても野球仕様のダイヤモンドじゃねーか。おめーらソフトボール部だろ?」
長身の男子が私達に問い詰める
睦子「野球部よ。女子が野球やって、何か問題ある?」