第25章 捕手の腕前1
貴方side
大吾「これはあくまで暫定なので、今後状況次第で変わることもありますが。
とりあえずこれで練習していこう!」
大吾が言葉を言い練習しようとする……その時
アニータ「ちょっと待ったー!」
大吾「?」
声を上げたのはアニータ
アニータ「なんや、暫定暫定って煮え切らんなあ。
まぁ他のポジションはそれでもえぇけど…正捕手とブルペン捕手はちゃんと決めて始めたほうがええんとちゃいます?」
貴「………」
プライド高いアニータの提案
睦子「しつこいよ、アニータ!」
睦子が怒って注意する
睦子「昨日も大吾が言ったよね!練習見ておいおい決めるでいいでしょ!何そんなにあおってんのよ!」
アニータ「そりゃそやろ。監督がいないんやから、結局決めるんはキャプテンやん。上級生でキャプテンの茂野先輩が、自分が正捕手やって言うたら、それで決まってまうやん!」
大吾「……」
アニータの意見も最もかな
アニータ「てゆーか、なんで先輩男の味方してん?」
睦子「!」
アニータ「うちは男子なんかに負けんつもりでずっと野球やってきとんねん!そうやって男に媚びる女も敵やで」
睦子「はぁ!?」
沢「まーた始まったよ、アニータの病気が」
太鳳「ハハ」
呆れたのは弥生と太凰、これは今に始まった事じゃないのか
睦子「誰が男に媚びてるって!?」
アニータ「おんねんなー自覚なしに媚びてる女が」
睦子「てんめー!」
仁科「……これ、止めないっすか」
貴「…めんどい、いつか止まるでしょ」
話しについていけない仁科と、私に問いかけるが面倒くさい私
大吾「っわかったよ、わかった!」
割って止めに入った大吾は、あり得ない事を言い出す