第23章 新風林中野球部始動3
貴方side
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全「イチニー!イチニー!」」
サッ サッ
全「イーチ!ニー!サーン!」
女子7人、男子3人で新生野球部が始動した。
大吾「次、二人ペアになってストレッチ!」
いつもは睦子か星蘭とやってるが、空いてなく空いてるのは……
仁科「…」
貴「……はぁ、仁科しか空いてないのか」
仁科「っそのため息は何すか!?」
貴「別に。早くやろう」
最初に私がストレッチする為に押してもらう
仁科(……!体柔らかっ…それに、背中だけでも分かる……凄い筋肉が引き締ってる…)
貴「……にしても、お前…よく野球部残ったな」
仁科「え…?」
貴「推薦って言っても、嫌ならシニアに入れば良かったのに」
仁科「…俺の場合、学力悪いんで無理っす」
貴「あぁ、頭が悪いんだ。しょうがない」←
仁科「っあんた、もう少しオブラートに包めないっすか!?」
不機嫌そうに怒る仁科に、軽く微笑む
仁科「……そういう先輩は…何で、強豪校に…」
貴「……別にお前に話す事じゃないじゃん」
仁科「……っ」
貴「…………私は、野球が出来ればどこでも良い。
だから、知り合いの大吾達の所に来た」
仁科「……どこでもって」
貴「勿論試合は勝つつもりだよ。けど、強い所に行って…勝利は確実に出せる…?」
仁科「!」
…………
2人て話してると、アップ練習は終わる
大吾「はい5分休憩!…初日から1年生にはちょっときつかったかな」
睦子「でもアニータと千里はさすが横浜リトルだね。いきなりこのアップについてこれるなんて」
アニータ「うそやん、先輩ら毎日こんなルーティンやってん?」
大吾「1年前の俺らはついてけなかったよな」
太鳳「若干一名その元小学生が死んでますけど」
太凰が呆れながら後ろに指差したのは、仁科
仁科「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…」
仁科は倒れこんでいた