第22章 新風林中野球部始動2
仁科side
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仁科「な…なんだと!?野球部には入らない!?」
俺の声が1年生の教室前に響く
菅原「あぁ」
千葉「家族とも話し合って決めた、俺たちはシニアで野球やる」
他の4人がシニアで野球をするということを伝えに来たのだ。
仁科「ま…待てよ、そんなの学校側が許可しねぇだろ!!
俺ら、風中で野球やるって条件で入学させてもらったんだぞ!?勉強もできねえ俺たちが、そんな真似できる訳ないだろうが!!」
菅原「そりゃお前だけだよ」
仁科「え…!?」
菅原「なんだ、知らなかったのか…俺たち4人は推薦と言っても、ただの監督の推薦だ。学校にはちゃんと受験して入ってるし…」
千葉「学力試験なし、学費割引のガチの推薦で入ったのはお前だけだ」
仁科「ええーっ!?」
千葉「わりーな仁科。
監督が来なくなった以上、俺たちは風中で野球やる意味はなくなったんだ」
仁科「……」
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貴方side
グラウンド
仁科「……」
白目をむき、生気を失ってしまった仁科
大吾「…と言うことで、残念ながら仁科以外の1年生男子4人はやめてしまいました。
これで女子7人、男子3人…とりあえずこのメンバーで頑張って行こう!」
全「オーッ!」
仁科(……冗談じゃねぇ…こんな女だらけの野球部……
こうなったら、俺が主導権を握ってやるっ!!)