第18章 そのキャッチャー、辛口につき3
貴方side
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放課後
大吾「え!?午後練もでない!?」
睦子「そうなのよ!監督の指導以外は受けたくないって!ふざけてるでしょあいつら!」
睦子は怒りながら、大吾に説明する
沢「こじらせんねー」
太鳳「どこまでも可愛げのない1年生だこと」
貴「…」
弥生と太凰は呆れている、私は無関心だ
貴「監督ね…」
大吾「まぁあいつらが信頼してるって、やっぱり相当優秀な人かもしれない。
まぁ無理強いしてもしょうがない、その新監督さんが来るまでは、俺らだけでやろう。」
太鳳「うちのキャプテンはぬるいねぇ」
ガチャ
丹波「おぉ、みんないるか!」
大吾「丹波さん」
慌てた様子で丹波さんが入ってくる
丹波「顧問の山口先生が話があるそうだ!1年生の連中も集まっている!」
大吾「え!?」
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グラウンド
突然の顧問で驚きの私達
山口先生は小柄で無口そうな雰囲気でとても運動部の顧問というのは性に似合わない
大吾「なんですか一体?わざわざみんな集めて…」
顧問「野球部員はこれで全員かしら。あなたがキャプテン?何くんだっけ?」
大吾「し、茂野です!(覚えてくれてないのか…)」
顧問「えーと…あたしは顧問になって日も浅いし、ちょっと野球部のことはよくわからないんだけど…校長から緊急報告がったので、それを伝えに来ました。」
大吾「緊急!?」
山口先生は淡々と校長からの伝言を伝え始める…
顧問「近いうちに我が校の野球部に就任する予定だった国友監督は、諸事情によりうちに来られなくなりました。」
仁科・男子「!?」
顧問「外部指導者については、なるべく早くてはしたいと思っていますが…当面は選手のみんなで頑張ってください」
仁科「はあああああーっ!?」
仁科は絶句のあまり叫ぶ