第15章 ようこそ、風林野球部へ2
貴方side
千葉「おいおいマジかよ…」
梅宮「ランニングホームランじゃねえか…」
近くにいた男共は転がるボールをじっと見つめる。
そんな適当な姿に、バッドを投げながら私はキレる
貴「なにやってんだガキ共っ!!拾いに行けよ!!
先輩なめるは勝手だけど、野球でだけはなめるのだけは絶対許さないっ!!」
千・梅「!?」
貴「お前ら、試合でもこんななめたプレーするのかよっ!!」
千葉「は、はいーっ!!」
梅宮「分かりました!!」
急いで2人は、拾いに行くのを見るのを私はホームランベースを走り続ける
睦子「…怜花」
大吾「俺もだけど、野球で適当にされんのは一番嫌いなんだよな」
仁科「…」
大吾「まだやる?君も経験者ならもう気づいてるよね?俺たちをただの偏見でヘタクソと決めつけたってこと」
仁科「!」
大吾「俺たちは人数こそいないけど、去年の3年生は結構強かったから…監督と先輩に鍛えてもらった」
走ってる途中で、仁科と話してる大吾
大吾「それに君は女子だからってバカにしてるけど、左の二人は硬式の名門横浜リトルでレギュラーとして全国まで行ってる」
仁科「…!?」
大吾「…それに、君達の中で知ってる人は居るかもだけど…怜花は強豪校から複数もスカウトされる程実力者だ。仁科は体感したから分かると思うけど」
仁科「……」
ホームランベースを走り終えて、大吾の隣に立つ
貴「仁科だっけ…?お前はいいピッチャーになりそう、私の次に」ニコ
仁科「…っム…」
大吾「他のみんなもいい動きをしてるし楽しみだ」
サッ
「!」
大吾「別に先輩にヘーコラしろなんて言わないし、かといって仲良くやって行こうなんて言う気もない。
みんなで争えば争うほど、チームは強くなる…勝負は終わったんじゃなく、今始まったんだ」
大吾の言葉に、仁科は唇を噛み締める
大吾「ようこそ、風林中野球部へ」
仁科「……ちっ」
ガシッ
2人は握手をかわす、生意気な新入生が入り風林中野球部は強くなるな…