第14章 ようこそ、風林野球部へ1
貴方side
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仁科(変化球だと…)
―パァァン!!
丹波「ボール!」
仁科(こいつ、人をガキ扱いしやがって…!!)
仁科はとっさにボールの握りを変えていた
仁科「中学から変化球があることくらいわかってるわ!!」
とっさにボールは大きく曲がった。
しかし、あっさり太鳳に打たれるが、ボール
貴「あれ?1回は直球だけだったのに…今の太鳳への変化球だよね?急に無理して投げると体痛めるよ、変化球は簡単に覚えられないんだよ」
次に打席に入った私は、仁科が変化球を投げたのがすぐにわかる
貴「もちろん中学から使うB号球で練習はしてきたんだろうけど。
まだ慣れてないだろうし、お前みたいに今まで直球だけで十分だった投手だと変化球なんてお遊び程度しかやってないでしょ」
仁科「!!」
貴「そんなのいいから、お前の今のまっすぐを見せてよ。私を越えるエース候補かどうか確かめたいから」ニコ
仁科(っはあああーっ!?なんだその上からコメント!!)
大吾「……出た、怜花の挑発」
睦子「あれってムカつく相手にか言わないでしょ」
シュッ―!!
仁科「なめんなぁっ!!」
パァァァン!!
丹波「ボール!!」
貴「力むと腕が振れないよ、投げ急がない。投手なら覚えとけよ」
仁科「むぐぐ…!!」
私の言葉一つ一つに、苛ついてるのか不機嫌な仁科
千葉「仁科!挑発に惑わされんな!!」
仁科「うるせええーーっ!!」
貴「……はぁっ!」
カキィィン!!!
仁科「!!」
私が放った強烈な一撃は仁科の耳に響いた。
トーンッ
打球はセンター後方に大きく弾む