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【進撃の巨人】御影石【激裏夢】※加筆修正中

第3章 初陣:対巨人


 壁に止めてあったアンカーを外し、重力に任せて落ちる。

「アリア!?」

 ミーナの声が聞こえたが、まぁ、答えるつもりも無い。今は、目の前にいる巨人を切るのが楽しみだ。家にアンカーを突き刺し、巨人の足元へ一気に接近する。そのままの勢いで、左膝の筋肉を削ぐ。巨人がバランスを崩したので、そのまま右膝の筋肉を同様に削いだ。アンカーを家の煙突に付けなおし、一度上空へ舞い戻る。アンカーを外し、うつ伏せに倒れている巨人のうなじへアンカーを打ち、重力とワイヤーの巻取りに体を任せて降下しながらうなじを削いだ。
 地面に着地し、刃を放り捨てる。どうせ、刃こぼれが激しすぎて、使い物にならない。しかし、思ったより奇麗に削げないし、刃こぼれが酷い。刃も重たい。これの半分くらいの長さにならないかなぁ。逆手で持った方が楽か? 試しに逆手で持ってみる。うん、こっちの方がまだ扱いやすくなるなぁ。次からこうしよう。
 そうこう考えているうちに、二体目が入ってきた。今度は、速攻でうなじを削ぐか。
 壁にアンカーを付け上空に上がる。巨人のうなじにアンカーを付け、一気に降下。勢いに任せてうなじを削いだ。
 その間、二〇秒ぐらい。
 もうちょっと動きを少なくしないとガスも無駄になるかぁ。
 そうこうしていると、エレンが超大型巨人に向かっていったのが見えた。助けに行こうか迷うけど、多分、行く前に姿を消すと思う。突然現れたあの巨体だ。すばやく回避したりは出来ないのだから、消えるしか無い。壁を壊すという仕事も終わったのだから、奴に長居する理由は無い。

「ああ……見てください! また巨人が入ってきます……!」

 サシャが横に来て、壁の穴を指さした。巨人が数体入ってこようとしていた。

「んじゃ、やっちゃいますか~」

 私は、刃を構えながら言った。楽しくなってきた。人を殺してはいけないから、巨人で憂さ晴らしでもしよう。そう決めた。今決めた。

「えぇっ!? ちょっと!」
「ちくしょう! やるしかねえ!!」
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