第2章 ★解散式の夜★
何? 何、今の? 目の前に火花が飛んでる。頭の中が一瞬真っ白になって、何も考えられなかった。
指が蠢き、その都度、何かが出そうなのを必死に耐える。そうしている間も、ベルトルトの腰が動き回る。
「アリアもっと舌で舐めて。……そう、上手だね」
ベルトルトの言うとおりにすると、頭を撫でてくれた。それだけで、少し、嬉しくなった。
だが、舌に意識を集中したら、中に入っている指が更に激しく動いた。
「んむっ! ん、んんんんっ!」
「またイクの? いいよ、好きなだけイキなよ」
また電流が走った。さっきと違うのは、耐えきれずに、何かを漏らしてしまった事だ。おかげで、太ももがベタついて気持ち悪い。体がビクビクと跳ね、下半身がヒクついているのが分かる。これが何なのか、よく、分からない。そして、指よりも太くて硬いものが一気に中へと入ってきた。耐えきれず叫ぶが、ベルトルトのソレを刺激するだけで、声には出なかった。体が跳ねるのが止まらない。電流も止まらない。頭がどんどん真っ白になって、何も考えられない。
「薬のおかげで、痛くないでしょ? 始めてはみんな痛いらしいけど、痛くなくてよかったね。さて、動くよ?」
声にならない悲鳴を上げる。始めての異物感。始めての感覚。何も、分からない。涙が勝手に出てきた。
「これが、セックス。これで、もう処女じゃないよ」
これが、せっくす……? こんなの、知らずにいたかった。処女で居たかった。ベルトルトの精液が出され、口が解放された。吐き出しても良いと言われたが、最奥に出されて、勝手に体の中へ落ちていった。それを待っていたかのように、レックスのソレが最奥へと一気に突かれた。
「ああああああああああああっ!!」