第2章 ★解散式の夜★
その瞬間。喉の最奥を突かれ、ネバネバとした液体が放出された。私が飲み込むまでソレを出さない気なのか、まだ出るのか、分からない。窒息死したくないので、仕方なく飲み込む。引きずり出された瞬間、それはやってきた。
強烈な苦み、匂い。臭い、苦しい。胃の中から吐き気を催す。吐ければどんなに楽だろうか? 吐いてしまいたい。しかし、吐けない。吐いたら、もっと、ひどい事されそうで、それだけは嫌だった。
「どう? はじめての精液もらった感想は?」
「……気持ち悪いし、最悪ね。あなた、自分で飲んでみたら? 私の気分が味わえるわよ?」
「うぇ。考えたくも無いね」
「そんなものを女に飲ませるなんて、最低な男ね。殺してあげましょうか?」
「遠慮するよ。それより、まだ、そんな元気があるなんてすごいねぇ。流石暗殺者ってところかな?」
「あなたみたいな薬に頼るしか脳のない男の精液飲まされたくらいで、ヘコむ女の方が少ないと思うわ」
「んー……胸も小さいから、パイズリは出来ないし、寝かせてベルトルトの精液飲ませてあげなよ。僕は、そろそろ女の子っていうのを教えてあげたいし」
ベルトルトは拘束を外し、私を押し倒すと、馬乗りになり、レックスよりも長いソレを私の口の中に入れてきた。レックスより長いせいで、喉の奥の奥まで入ってきそう……。そんな位置に出されたら、勝手に体の中に入ってくる。もう、飲みたくない。口でしか強がれない私は、もう、鳥かごに入れられた鳥だ。
「あぁ……アリアの喉が蠢いて、気を抜いたらすぐ出そうだよっ! こんなのイケないってわかってるんだけど、アリアのエロイ顔見てたら、止まらないっ!」
もう、勝手にして。苦しいだけの行為。心が冷静な事だけが、せめてもの救いだ。流石に、二回目となると少しは気持ちも落ち着いている。慣れってすごい。
「んじゃ、いくよー」
「んんんんんんんっ!? ん、んんんぅっ!!」
いきなり、異物感と電流が体中を駆け巡った。
「指を入れただけでイッちゃった。可愛いね」