第1章 【出逢い】FGO/ギル落ち
『そう、でしたか・・・』
情けない私を見て英雄王が機嫌を損ねている。
それもそうだ。
私がサーヴァントでも同じように思うだろう。
「もう一度、彼に会った方が良いと思います。マスター」
『そうですね・・・』
いつまでもウジウジ言ってても仕方ない。
頭では分かっていても、私に彼と共に戦う権利があるとは思えない。
先生とたくさん学んできたから、いろんな英霊の伝説を知っている。
その中でも彼のことはすごく印象的だった。
歴史はもちろん。第7特異点での姿も知っている。
だからこそ、私には資格がない。
『先生・・』
「はい」
『私、もっと成長したいと思います・・!!』