第7章 【夏の思い出Ⅰ】FGO/ギル落ち
『やっ・・・ダメだよ、こんな・・』
「えー・・いいじゃん!沙織ちゃんと私の中だし」
『で、でも・・・っむ、り・・・むりだよ!』
「大丈夫だって!ね?・・・私に任せて」
『立香ちゃ、ん・・・わぁっ!』
そんな声が漏れる部屋の前で赤面しながら、護衛してるマシュちゃんをじろじろと覗きにくるサーヴァントが沢山いたという。それから部屋から出て来た私達とマシュちゃんと三人で、浜辺へと向かっていくのでした。
「わー!海だ!海だ!う!み!だああああ!」
「ふふふっ、はしゃぎっぱなしですね、先輩」
『う、うん・・』
私達三人は、水着に着替えて、海に来た。
「主殿!お持ちしてました!」
「牛若丸~!わぁ!かわいい~♡」
「いやいや、主殿たちの方がとても可愛らしいですよ!」
私をそっちのけで、三人できゃっきゃっと楽しく話し出した。私はと言えば、マシュちゃんの影にひっそり隠れっぱなしである。そんな私を牛若丸がひょいっと覗き込んできた。
「しかし、沙織殿。せっかくのハワイですぞ。もっと弾けましょう!」
『う、うん・・・』
マシュちゃんの影でずっと隠れている私をどうやって引きずりだそうかと三人が作戦を練っていると、予想外の人物が現れた。