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Fate夢 短編集

第5章 【騎士と王】FGO/ギル夢/主人公・女騎士/切


寝室に辿り着けば、昼間とは裏腹にすやすやと一人の女として眠る沙織がいた。


「無防備だぞ、雑種。仮にも騎士であろう。罠の一つや二つ用意しておけ」


眠っている彼女の傍らに腰を下ろし、その寝顔を眺める。あの日から、我は飽きもせず何度も此処に通っているのだ。この我がこれほどまでに胸を焦がすのは、沙織、生涯お前だけだろう。今日も此処に来る前、シドゥリに仕事はどうするのかと止められた。


「いけません!せめて、この仕事だけでも・・」
「シドゥリ」
「なんですか!」
「明日が何の日か、貴様も知っているだろう・・」
「っ!?・・・・分かりました。今日はもうよろしいでしょう。あとは私が・・」
「良い。明日に回せ。すべて我が片付ける」
「え、しっしかし!」
「何も考えたくないのだ。明日だけはな」
「・・・ギルガメッシュ王・・。分かりました。今日は私もこれで」
「うむ、では。」
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