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Fate夢 短編集

第1章 【出逢い】FGO/ギル落ち


散々口論を重ねたサーヴァントたちと私は、やはり、パスをカルデアに調整してもらおうという話に落ち着いた。
あれから王様に二度目の詫びを入れ、次回からはクエストも共にすることが決まった。

相変わらず二人はずっと王様を警戒しているし、王様は何故か私を気に入ってくれて、事あるごとに連れていけと言われるし、隙あらば触れられるし、食堂では私の右隣にぴったりくっついている。
それに対抗するようにアキレウスは左隣にぴったり、先生はずっとピリピリしている。

まあ、とにかく。
新しいサーヴァントとも仲良くなれて、めでたし、めでた・・し?


「おい雑種。我の口にそのシチューを運ぶことを許す。」
『お、王様・・・』
「食事くらい一人でできねぇのかお前は!」
「早くしろ雑種。我が食事を終えられぬ。それとも、ずっとこのままでいたいのか?」
『えっ、あ・・その・・・』
「あ、おい!マスター言うこと聞くなって!!」
『だって、そうしないとずっとこのまま・・』
「マスター。早く食べてクエストに行きましょう。ええ。”すぐに”」
『せ、先生・・っ』
「そう急くなアーチャー。そのクエストも我がさっさと終わらせる。だから、雑種。早く・・」
「だーーもう!!!絶対やるなよマスター!」
『う、うぅ・・・・』


みたいな光景が毎度食堂で見られました。
おしまい!(藤丸立香)
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