第6章 夢語り【童磨】R18
あれから……どれくらい経ったのかなぁ?
細かい事は何も覚えていないんだ。
必要なら、いつでも思い出せるからね。
ただ、信者達の記憶から、京子に関する事は全て消したんだけどさ。
だって面倒じゃない?いちいち説明するのも。
嘘もつかなきゃなんないしね。
ほら、俺、そーゆーの苦手だから。
でも……
ある日……無惨様から送られてきた情報で……
『耳に花札のようなの飾りをつけた 鬼狩りの頸を持って来い』
あぁ、下っ端の鬼じゃ倒せなかったのかぁー
ふぅーん、花札のような耳飾りねぇ……
お洒落なんだね、その鬼狩りは。
女の子かなぁ?
力の強い女の子だったら、すごく美味しいし、力が湧くんだよねぇ。
あ、頭は残しておかなきゃだね。
そんな事を考えていたら……無惨様からの情報が他にも……
俺の脳裏に無遠慮に入り込んできた。
あぁ、これ……鬼狩りに会った時の……
……