第6章 夢語り【童磨】R18
無惨様が腰を打つ音と、京子の声が重なる。
ふぅーーーん、そんなに気持ちいいんだね。
良かったね、京子。
これだけは、俺が与える事は出来ない悦びなんだ。
京子の口から、だらしなく涎が垂れてきた……
俺は何だかその涎を舐めてみたくなり、じっと見ていると
京子が俺に接吻をねだってきた。
えぇーいいのかなぁー?
チラリと無惨様を見ると、ニヤリと笑って頷いている。
じゃあ……
頂きます
俺は京子の口にかぶり付いた。
もちろん牙は立てていない。
京子は必死で舌を絡めてくる。
京子を貫いているのは、無惨様なのに……
なんだか、俺が京子と目合っているような……
そんな変な気分になりかけた時だった……
京子が、ぼろぼろと泣き出したのだ。
あれ……気持ちいいんじゃないの?
「うっ……うン……きょ……そ……さまぁ……」
気持ちいいのか、悲しいのか……
喘ぎながら泣く京子。
京子が泣いているのに、無惨様はやっぱりずっと腰を動かしている。
でも俺はやっぱり泣いている京子が気になっちゃうよ……
俺と一緒にいて、こんな風に泣いているのを見た事がなかったから……
「……さまぁ……う、う……」
教祖様……教祖様……
京子は俺の名を呼びながら……
俺じゃない男に貫かれ……
そして泣きながら……
意識を手放した……