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せめて夢の中だけは ~【鬼滅の刃】短編集~

第6章 夢語り【童磨】R18


「私の動きに合わせるのだ」


京子は、こくんと頷くとすぐに俺の部屋は、ぴちゃぴちゃと淫猥な音が響いた。


眼は閉じる事が出来ても……
耳を塞ぐ事は出来ない……


「しっかり見ていろ」


いや、俺……そんな趣味は無いんだけど……

心の中で思うと


「お前の意見など聞いていない」


あー、そーだよね。うん。


「はぁい」


俺は京子にも聞こえるように、間の抜けた返事をした。


無惨様は接吻をしながら、少しずつ自身の唾液を京子に与えているようで……

これだけで鬼化はしないだろうけど……完全な人間ではなくなってしまうんだろうなぁ、京子は。


だけど京子も、欲しがっているように見える。

……

これが“男”と“女”ってことなのかなぁ……


そんな事をぼんやりと考えていると、無惨様が京子の寝間着に手をかけた。

慣れた手付きでスルリと脱がすと、京子の乳房が露になった。


まだ15歳。


そう思っていた。

暗闇でもはっきりと解る白い身体に付いた丸い膨らみは……


大人の女性と同じだった。


初めて見掛けた京子は、塵に見間違う程真っ黒に汚れていたのに……



そうか……



ずっと子供なのは……



俺だけなのか……








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