第1章 勘違い 【伊黒 ❤️ 甘露寺】
やはり甘露寺の様子がいつもと違う。
いつもより じっと俺を見ては、顔を赤くさせ大量の汗をかき、手を口許にもっていってはバタバタさせていたり……
愛らしいな
そうだ、今日の柱合会議が終わったら、飯に誘ってみるか。
甘露寺の好きそうな店を見つけたんだ。
繁盛店だから、山ほど食っても迷惑もかからないだろう。
その後は、甘味の旨い店も見つけてあるんだ。
半年に一度の柱合会議だ。この機会を逃すわけにはいかないだろう。
なぁ?鏑丸?
俺はいつものように、鏑丸に問いかけた。
………………
どうしよう、どうしよう。
伊黒さんたら、鏑丸をじっと見てるわ。お話してるのかしら?
それとも……
鏑丸をどうやって料理するのか考えているのかしら!?
やだ、どうしよう蜜璃!
気になるわ!気になるじゃない!
調理方法がっ!!!
どうしよう、どうしよう!!!
気になる、気になるわっ!
あ!伊黒さんと、また目が合ったわ!
そうよ今日は勇気を出すの!
勇気を出して聞くのよ!!!