第8章 友達だよね?R18【キメツ学園/竈門 炭治郎 】
「……まぁ、普通にあるよね。そーゆーお年頃じゃない?」
「ふぅん……」
「炭治郎もあるの?ってゆーか、炭治郎って、性欲あるの!?」
「あるに決まってるだろっ!!!俺だって、健全な高校生だぞ!」
大きな声でバカみたいな宣言をする炭治郎に、思わず大きな声で笑ってしまう。
私がひーひー言って笑っていたら
「なんだよ、からかって……」
なんてぶつぶつ言ってる。
「ごめん、ごめん。そりゃあるよね。炭治郎もお年頃だもんね」
「……」
「もう、怒んないでよ!ね?ごめん!誰にも言わないからさ」
「本当?」
「うん、ほんと」
私がニッコリ笑って言うと、炭治郎が
「じゃあさ……今から言うことも、誰にも言わないか?」
「え……?何よ……」
…………
聞き返したのに、ずっと続く沈黙。
「ちょっとお、何なのよぉ?早く言ってよ!」
私が炭治郎の手を握ってブンブン振り回すと、その手を掴んでピタッと止めて言った言葉は……
「見てみたいんだ……その……本物を……」