第8章 友達だよね?R18【キメツ学園/竈門 炭治郎 】
「えええーっ、見せてよー」
「駄目だ!!!」
「ケチ」
「何と言われてもいい!けど、見ちゃ駄目だ!!!」
「……」
断固として見せようとしない、頭の固い炭治郎に
「言うよ」
「えっ……」
「見せてくれなきゃ、クラス中に言う。あと、禰豆子ちゃんにも」
「!!!」
そこまで言うと炭治郎は、項垂れたまま私にエロ本を手渡してくれた。
「ありがとー」
私はまたページを捲る。
炭治郎は、ずっと横を向いたままだ。
「ねぇ、炭治郎はどーいうのがいいの?」
「えっ?」
私の指が止まっていた。
炭治郎が除きこんだページには……
女性の割れ目ばかりが何個も無修正で写ったページだった。
「これって、アソコだよね……てか、こんなのばっかり見て楽しいの?」
「女の子がそんなの見ちゃ駄目だって!!!」
さっきよりも顔を真っ赤にして、本を取り上げようとする炭治郎。
「……言うよ」
この一言は、真面目な彼には大きかったようだ。