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あなたが教えてくれたこと【イケメン戦国】

第36章 休暇




・・・・・・
・・・・・・・・・


「………ん、」

気怠さを覚えながらも目を開ければ、窓の向こうには、キラキラと光る水面が見える。


「きれい…」

そのキラキラが掴めそうで手を伸ばすと、横から伸びてきた逞しい腕に絡め取られた。

「あ、信長…」

「やっと目覚めたか」

絡めとった私の手に口づけ新たな痕を落とした信長は、もう片方の手で私の胸を弄る。


「あっ、まって…んっ」

阻止しようと彼に向けた顔は唇を奪われる形で簡単に阻まれる。


「俺の前に裸を晒す貴様が悪い」


「なっ、それは…」

仕方がないんじゃあ……


「まだ貴様が足りん」

「ぁっ、」


あっという間に組み敷かれて、また愛される時間が始まる。


信長は宣言通りに私を抱き続ける。まるで、離れていた3週間を埋めるように…

一体、今は朝なのか昼なのか?どれ位の時間が経ったのか?

目が覚めてご飯が運ばれてくる以外、私は信長の腕の中で嬌声を上げ続ける。


「あっ、…あっ、」

(信長は寝たのかな?)
そんな疑問まで浮かんでくるけど、


「セナ、俺に集中しろ」

「ああっん!」

考え事はすぐに快楽に支配されてできなくなる。
彼の腕の中に囚われて幸せで、私は何度も彼の快楽の中へと落ちた。





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「………ん、」

そしてまた目が覚める。



「……あれ?」

まるで磁石のようにくっつき合っていた愛しい人の姿がない。



「信長…?」


久しぶりに自らの意思でベッドから体を起こし、何か身に纏うものがないかを確認する。


「あ、あった」


多分、彼が置いてくれたであろう着替えはドレッサーの上に…けど、腕を伸ばしても届く距離ではない。


チラッと自分を見れば、もちろん裸。
それに、

「わっ、!」

彼に落とされた痕が身体中に散らばっている。

「足のこんな所まで…」

足に落とされた痕にそっと触れるだけで彼の熱を思い出し、キュンとお腹にくすぐったさが広がる。


(愛されるって、こう言うことなんだ)



「あーどうしよう。幸せだあっ」

身体中が愛されすぎてくすぐったくて、シーツに顔を埋めて足をバタつかせた。










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