第24章 大人な彼との付き合い方
「ふっ、先程の仕返しだ。貴様も俺に同じ事をしたはずだ」
悪戯に笑う顔は、どこまでも愉しそうに私を快楽と言う罠に落として行こうとする。
「だ、だってこれは私からって言うシーンだし....」
かなり、ううん、凄く本気で信長をなんとかしようと思っていたけど、とにかく今はこの追い詰められた状況から逃れるべく必死で言い訳を探す。
「そうだ、仕事だ。だからこそ気を抜かず全力で取り組む必要がある。違うか?」
信長の顔は怖いくらいにご機嫌に笑っていて、すりすりと私の太腿を撫でている。
「う、うん。だから私も頑張ろうと............っあ!」
太腿を撫でる手は、私の下着(パンティ)へと行き着き、その紐をくんっと軽く引っ張った。
〈だっ、だめっ!それだけは本気でだめっ!その紐解いたら皆んなに大事な所が見られちゃう!〉
いくら防御力ゼロのガウンたったとは言え、そのガウンを纏っていない私にはこの真っ白のランジェリー(所々に赤いリボン)しか後は残されていなくて、....周りに聞こえない様に、極力小さな声で紐を解こうとする信長に講義をした。
「ふっ、分かってる。俺以外に見られなければ、問題はないだろう?」
「えっ!」
スルリと、片方の紐が解かれる音が自分の耳には聞こえた様な気がした。
「貴様の本気と仕事への情熱は理解した。それに俺は別に貴様を簡単にやり込められるとは思っていない。........貴様こそ、俺を簡単にやり込められるとは思うな!」
(ひっ、ヒィーーーーーーーーーー!誰か、助けてーーーーー!!)
こうして、史上最強の悪戯な笑みを浮かべ、信長の逆襲は始まった。
その後は、次々と容赦なく与えられる本番のない快楽の中、私はその快楽に悶え苦しみ声を耐え、けれど、信長の(素晴らしい?)手腕によって周りには気づかれる事なく、また裸体を晒す事もなく、私達の撮影は(無事に?果たして無事なのか⁉︎)終了した。