第24章 大人な彼との付き合い方
(信長.......確かにこの下着見て喜んでた気がするし、しっかりと遊んでたよね。)
さっきの艶っぽい信長の事を思い出すだけで顔が熱くなる。
さすが抱かれたい男殿堂入りは違うなぁなんて思いながら、今着けてる下着を脱いだ。
(良かった。下着濡れてない)
ほっと胸を撫で下ろす。
あのまま信長が止めてくれなかったら間違いなくこの下着は濡れていて、スタイリストさんに返却する際、とんでもなく恥ずかしくて気まずい思いをする所だった。
でも、次も濡らさずにいられるだろうか?
そんな所にも気を使わなければいけないなんて、信長と一緒に仕事ができる事が嬉しすぎて、色々と撮影に対する考えが甘かった事に今さら気づく。
でも、信長とじゃなければこんな風に濡れたりはしないから、好きな人と一緒に仕事をするのってとても幸せだけど、楽しいだけじゃあないんだなぁ。
信長はきっと、色々な事を考えてこの仕事に取り組んでくれてるのに...........多分.............うん、そうだよね、きっと.............
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「着替えました」
先程の防御力ゼロのガウンを再び羽織って、フィッティングルームから出た。
「肩紐の調整だけしたいから、ガウン肩から少し下げてくれる?」
「はい。お願いします」
スルスルとガウンを肩から下げると、さっきの信長とのシーンが頭に蘇ってきた。
もう、身体から湯気が出てもおかしくないほどに熱い。どんなに抱かれても、信長とのセックスはいつも新しい発見で底が見えない。
「はぁ〜............生信長初めて見たけどカッコいいよね〜」
興奮冷めやらぬのは私だけではない様で、肩紐を調節しながらスタイリストさんがホゥっと息を吐く。