第24章 大人な彼との付き合い方
「あっ、ヘアメイクの明智さんは奥のメイクルームでお待ちです。信長さんからお願いします」
信長達の雰囲気にのまれまいと、編集長は頭を軽くふって、話を先へと進めた。
「分かった」
信長は返事をすると、メイクルームの方へ歩いて行った。
「じゃあセナはこっちで服を脱いでもらおうかしら。あっ、下着はもちろん.....」
「.........はい、付けてきてません」
これにも正直驚いた!
水着撮影の時は、一切の焼け跡がないように位だったけど、今回は下着の跡がつくと綺麗に見えないからと言う事で付けてこないでと言われて着けていない。(もちろん信長には秘密。知ったら悪戯されそうだから.......)
「オッケー。じゃあ信長さんの隣の部屋にスタッフがいるからガウンとランジェリーに着替えてきて」
「はーい」
自分の気持ちを上げる意味でも元気に返事をして着替えをする部屋をノックして入った。
「おはようございます」
「あっ、セナおはよう。よく眠れた?」
部屋の中で待ち構えていたスタイリストさんがニヤニヤしながら聞いてきた。
「うーん、あまり?」
私は軽く首を捻る。
「ははっ、そりゃ緊張するよね。寝られる訳ないか」
スタイリストさんは声を上げて笑うけど、理由は昨夜も容赦なく抱かれていたからで...............
『ちょっ、信長?明日は早いし今夜はダメだよ?』
寝ようとベッドに入る私とは正反対に、その背後から私を抱きしめ首にキスを落としながら両胸をルームウェア越しに掴む信長........
『ダメと言う選択肢は俺にはない』
『はっ?私にはあるの!撮影に影響したらみんなに申し訳ないし.....』
『阿呆、だからこそ普段通りに過ごした方が良いに決まっている』
『やっ、でも私......』
(普段からもう少しお手柔らかにして欲しいと思っているのだけど.....)
『まだ完全に声を耐えられんだろう?』
『えっ、でもそれは信長が口を塞いでくれるって.......んっ!』
『耐えられた方がいいのは確かだ。本番前の最後の特訓だな』
『うそっ!....ああっん!』
・・・・・・・・・・
結局日付が変わっても抱かれててあまり寝られなかった......
(声なんて出まくってし)