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あなたが教えてくれたこと【イケメン戦国】

第24章 大人な彼との付き合い方



「おはようございます」

早朝の都内、某スタジオに、私と信長、そしてケイティと何故か秀吉さんの4人でやって来た。


そう、今日はいよいよ本番。

大人の世界よろしく、企画を聞かされてから実にたったの2週間で私達は本番を迎えることになった。


と言うのも.........


「ひと月先など待てん、最短で組める日程を組め!」

私との本当の夜の性活で声を耐えて殺す練習に限界が来てイライラが募っていた信長は、最初の打ち合わせで目を通した撮影内容の日時を見てキレた。


それに恐れをなした編集長達はその日のうちにスケジュールを組み直し、2週間後にまで縮めたのだ。


信長はまだ不満そうだったけど、こちら側が手配する予定のスタッフの関係もあり、渋々その日程で手を打った。


私の声を耐える特訓の成果はと言うと、これも結局は信長次第で........最初のうちは耐えられても、信長の気分が乗ってしまうと、私もつられて気持ち良くなってしまいいつも通りの展開に......


だから最終的には、

「出そうになったら俺が塞いでやる。心配するな」

と、心配だらけの結果となっている。




「おはようございます。本日は宜しくお願いします」


スタジオのセットや原稿の確認をしていた編集長達が走って私達の元へとやって来た。

本来ならその言葉はモデルである私たちのセリフだが、オレ様な信長の機嫌を損ねてはと皆必死だ。



「秘書の豊臣秀吉だ。くれぐれもうちの社長に粗相がないように!」


秀吉さんが一歩前に出て名刺を編集長に渡した。


「秀吉....貴様はもう帰れ、撮影の邪魔だ!」

うんざり顔の信長だけど....


「そう言う訳にはいきません!社長のプライベートが流出しないよう見張るのも私の仕事ですから」

秀吉さんは真剣だ。


「阿保、日々あれだけゴシップ誌に掲載されて何が見張るだ」

「なっ、それは社長が私の注意を聞いてくださらないからで.....」


「あーー、はいはい。そこまでよ!そんな痴話喧嘩は社に帰ってからやって頂戴!」

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