第17章 育まれる関係
「は?」
「っ、........聞こえたくせに.....手伝ってって言ったの!」
信長の前になると、私はどうしても子どもみたいにわがままを言って、困らせてしまう。
それでも、好きだと言って欲しい。
可愛いって言って欲しい。
お前だけだって言って欲しい。
欲しい、欲しい、欲しい。が溢れて、歯止めが効かない。
「っ、......わがまま言ってごめんなさい。嫌いに.....ならないで」
自分でもどうしていいのか分からない感情を持て余しながら、ぎゅっと、信長の首に手を巻き付けた。
「ふっ、こんなわがままならいつでも聞いてやる。それに、貴様の願いは、俺から離れたいと言う事以外何でも叶えてやると決めている」
ぎゅっと私を抱き抱える腕に力を込めると、そのまま彼の部屋へと連れて行かれた。
彼と同じ匂いのする部屋へ入ると、ギシっと、彼のベッドの上に横たわるように降ろされた。
彼のベッドと言うだけで、もう彼に抱かれている様な気になって、今更ながら大胆な事を言ってしまった自分が恥ずかしくなってきた。
「あ、あの....仕事は?」
「そんなもの、秀吉にさせておけばいい」
ギシっと彼もベッドに乗り、私の首筋に口づけた。
「んっ、でも、信長がいないと困るんじゃ....」
「仕事は俺でなくても出来るが、貴様の胸は俺しか大きくしてやれん」
「で、でもっ.....」
「ふっ、今更怖気ずくな、しっかり成長させてやる、黙って身を委ねてろ」
「わっ!」
バサっと、あっという間に上の服を脱ぎ取られ、手早くブラも外された。
「っ、...........」
ポロンと、信長いわくささやかな胸が現れた。