第6章 居ない間に………?
そこには、白瑛さんと、白龍さんがいた。
リィナ「白瑛さーん、白龍さーん!」
すると、二人がこっちを振り向き、笑顔で迎えてくれる。
瑛「まぁ、リィナ殿。お久しぶりですね」
龍「お久しぶりです。リィナ殿」
殿って………なんか凄く馴れないなぁ……。
まぁ、良いんだけどさ(笑)
リィナ「お久しぶりです!二人とも、お元気でしたか?」
瑛「えぇ、勿論ですよ。リィナ殿は………って、そのお腹は、どうしたのですか?」
龍「何か、悪い物でも?!」
リィナ「いや、子供です(笑)」
私がそう言うと、二人が一瞬目をパチクリさせた。
でも、すぐに笑顔になって
瑛&龍「おめでとうございます!」
と言ってくれた。
あぁ、この二人はなんて優しいの………!!
泣けてくるよ。
一人感動していると、人が駆けてきた。
『失礼ですが、リィナ様ですか?』
リィナ「え?えぇ、そうですけど」
『紅炎様がお呼びです。至急、自室に来るようにと』
リィナ「は、はい。わかりました……」
『それでは、お連れいたします』
呼び出しくらっちゃったよ……
やっぱり、勝手に国に入るのは駄目だよね……
白瑛さんと、白龍さんに手を振りながら、従者らしき人についていった。