第3章 今、いくつですか?
私は、リィナを抱き締める。
リィナ「………ジャーファル?」
ジャ「…………私も、同じです」
リィナ「っ……!!!」
ジャ「私もこの手で………いくつの命を奪ったか……」
自分でも、体が震えているのがわかった。
もう、触れたくない過去……。
リィナ「……ジャーファルっ、もう…良いよ……!!」
ジャ「でも、私はシンに救われた。だから……リィナ、あなたさえ良ければ……私にリィナを救わせてください……」
リィナ「……………良いの?私…なんかが………」
ジャ「えぇ。勿論です」
リィナ「うっ……うわああぁぁん……!!!!」
リィナは、声を上げて泣いた。
まるで、小さい子供が泣きじゃくるように。
って、今は子供でしたね。
その間、私はずっと抱き締めていた。