• テキストサイズ

【進撃の巨人】陽だまりの詩(ウタ)

第9章 リヴァイ誕生日2022 フルver



コンコンコンコンコンコン
ガチャリ

『ハンジ、起きて〜!!』

激しくノックをした後…鍵のかかってない部屋に押し入ったリンは、部屋の主であるハンジの毛布を引っ剥がす。

「ちょっと〜寒いよリン!!」
『はいはい、今部屋温めてあげるから。レイ!』

寒かった部屋の温度が、暖房を付けたように一気に上昇する。

「お〜いいね!」

部屋が暖かくなったと同時に起き上がり、ベッドに座った。

「今日は忙しいからね〜私も色々手伝い頑張るよ!リンの予定は?」
『私は…注文してるプレゼントの引取りや買い物があるから、今から街に行くよ。夕方には帰る。』
「了解!帰って来たら料理の方、手伝ってあげて。」
『うん!ハンジは作業する前に、しっかり朝ご飯食べてね。特製スープ、用意してるから。…じゃあ、私もう一箇所寄ってから出かけるから。』
「行ってらっしゃい!」

ハンジは立ち上がって少女を見送り、着替え始めたのだった。





いつものようにハンジを起こし…次は執務室に向かう。


(リヴァイ、もう居るかな?)

コンコン

「入れ」

声が聞こえ、静かに扉を開ける。

『リヴァイ、おはよう!もう仕事してるんだね。』
「あぁ、おまえか。」
『せっかくの誕生日なのに、今日もパーティーまで仕事?』
「いや…午後から出かける。」
『そっか!私も今から街に行って来るね。』
「!?待て、だったら俺と一緒に…」
『じゃあ、あとでね〜!』

少女はその場から一瞬で消えた。

チッ!
「相変わらず…人の話を聞かねぇ奴だな。まぁいい…」
(あとで会えるだろう)

リヴァイは、はやる気持ちを抑え…残りの書類に目を通したのだった。



『リヴァイの誕生日プレゼント買うのに…流石に一緒には、行けないよ。』

リンは自室に戻り、出かける準備をして兵舎を出た。

/ 52ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp