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【進撃の巨人】陽だまりの詩(ウタ)

第7章 :ハンジの調合薬シリーズ 〜チビたんとりばい❷〜


『まきこむ??』

不思議そうにリヴァイを見つめる幼女。

「そうだ。隠れ場所は兵舎内だろ?隠れるくらいなら、あいつらの邪魔にならねぇ。」

『そっか〜うん!』

幼女は嬉しそうに笑った。



「それで…どうやって班分けする?」

幼女に問いかける。

『んとね〜グーとパーで、わかれるの!』

幼女は拳を握ったり開いたりして説明する。

「ほぉ…。お前らも分かったか?」

リヴァイは頷き他のメンバーを見回す。
全員の顔を確認し、再度幼女を見つめる。

「リン、お前が号令を掛けろ。」
『わかった!グーとパーでわかれるの〜!』

幼女の掛け声で戸惑いながらも全員が、グーとパーを輪の中央に出した。


[グー]
・リン
・ニファ→遅れて参加
・オルオ
・グンタ

[パー]
・リヴァイ
・ペトラ
・モブリット
・エルド

「兵長… リンさんと一緒の班じゃなくて、良かったんですか?」

ペトラが小さな声でリヴァイに問う。

「あぁ。同じ班なら共に隠れ、別の班なら俺が真っ先に見つければいい。あいつが楽しめれば、俺はどちらでも構わねぇ。」

リヴァイは腕を組み、幼女を優しく見つめた。


「で?どっちが鬼だ?」
『パーのひと。グーはかくれてにげるの!』
「捕まったらどうする?」
『いっしょにみつけて、つかまえるの!』
「なるほど…。お前らも分かったか?」

「「「了解!」」」

「隠れる場所は兵舎内。外は兵舎の庭だけだ。鬼が20カウントするまでに隠れ、見つかっても逃げて構わねぇ。鬼はそれを捕まえて仲間にしろ!最初に言ったが…これは訓練の一環だ。何の為の訓練なのか、考えて行動しろ!準備はいいな?始めるぞ…散れ!」

リヴァイの号令でカウントが始まる。
同時にグーのグループが散開する。
幼女は今回守護獣の使用が出来ない為、小さな足で一生懸命兵舎の中へ走って行く。

その後ろ姿を見送り…リヴァイはフッと笑ったのだった。

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