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【進撃の巨人】陽だまりの詩(ウタ)

第1章 :受難シリーズ 理性と感情の狭間で〜リヴァイ編❶〜


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リヴァイの部屋のクローゼットを開けると、同じ様な白いシャツが沢山並んでいる。
その1枚をハンガーから外し、ハンジはリンに手渡した。

「はいリン、これ着て。」

『…ありがと。』

少し元気を取り戻し…まだ髪の毛が少し濡れているまま、リヴァイのシャツを受け取る。
そしてジャケットを脱ぎ、シャツに袖を通した。
ふわりと洗剤の優しい香りに包まれ、リンは頬を緩め自分を抱きしめる。

ハンジは上から下まで、マジマジと見つめた。

リヴァイも小柄だが、肩幅や筋肉などで男らしい体格をしている為…小柄で華奢なリンがリヴァイのシャツを着ると大き過ぎてダボダボし、膝丈ワンピースのようになっていた。

「何か…情事後の【彼シャツ着た彼女】みたいになってて、エロいね!」

『ジョージ?』

「早くリヴァイにも、見せたいぜ〜!!」

『??』

「リン髪の毛まだ濡れてるから、拭いてあげるね。」

身体に巻いてたタオルを肩にかけ、髪の毛の水気を取ろうとするが…ハンジのズボラな性格が出て、リンの髪はグシャグシャだ。

『ハンジ…』

文句を言おうとした所に、リヴァイが戻って来る。

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