第4章 :ハンジの調合薬シリーズ 〜チビたんとりばい❶〜
「おい、クソメガネ!これは一体、どういう状況だ?!」
幼女:リンを片腕に乗せ、鋭い目で睨む。
「や〜巨人が子供になったら、捕まえやすくなるからいいなぁと思って薬作ったんだ〜!凄いだろ?」
「ふざけんな…てめぇ、リンで実験しやがったな!」
「実験なんて人聞きの悪い…確かに私の薬の影響だけど、リンが自分で飲んだんだよ〜!」
「あ?自分で飲んだだと?」
『うん!はんじがじゅーすくれたの。おいしかった!』
「…やっぱり、騙して飲ませたんじゃねぇか!!」
「え〜そんな〜!!」
「とにかく…今すぐ元に戻せ!」
「それは難しいよ。それにいいの、リヴァイ ?こんなに可愛いリン、もう見れないかもよ?リヴァイだって見たかったでしょ?リンの子供の頃の姿。」
そうハンジに言われ、改めてマジマジと見ると…確かに幼女のリンは、めちゃくちゃ可愛い!
「おい…薬はいつ切れる?」
「ん〜早くて半日、遅くて2〜3日かな?多分…」
「多分?」
「まだ実験の段階だからね!」
「てめぇ…やっぱりコイツで、人体実験したんじゃねぇか!」
『りばいも、えるびんのとこ…いく?』
腕の上のリンが、可愛く首を傾げる。
「行かねぇし、お前も行かなくていい。あいつはどうせ寝てねぇ。…それよりリン、一緒にメシ食いに行くぞ!」
『ごはん?ごはん〜ごはん〜!』
楽しそうに歌う幼女を片腕に抱いたまま、上機嫌のリヴァイはそのまま部屋を出て行ったのだった。
(気に入ったんだな…リヴァイ。)
→続く…かも??