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時の流れるままに2

第9章 新たなる始まりと夫婦喧嘩


ビバルディとのお茶会の後、ユキは秋の領土に来ていた…
相変わらず帽子屋屋敷の門には門番が居ない…
ディーとダムの奴ら…またサボってるな…?
いつも苦労しているエリオットが可哀想だ…
すぐ近くを通りかかった使用人に声をかける…
「あの…塔からの使いで帽子屋屋敷のボス…ブラッド=デュプレに会いに来ました。帽子屋はご在宅ですか?」
「お久し振りです、ユキ~」
「ご案内いたします~」
「ありがとう♪」
中に入ると…遠くの方でエリオットと双子がまた喧嘩していた…
若い人たちは元気で良いわね…
私も、時計を逆回転すれば子供の姿になれるんだけど…
どうしようかな…今度家族4人とグレイで出かけた時子供に戻ろうかしら←
ナイトメアとグレイの反応はどうなんだろう…
…と考えてると、ブラッドの部屋の前に来た
「失礼します…帽子屋、塔の使いで来ました…」
そう言うと、手紙を渡す…
あれ?ブラッドが黙ったままだ…
「では、私は失礼します…」
「待ちなさい…」
「えっと…」
もうそろそろ仕事しないと…
夏とサーカスが一番時間がかかりそうなのに…
「魔女は…ハロウィンに欠かせない役だと思うのだが…」
あ~秋ってハロウィンあったわね…
忘れてました…
「今度、また子供たちを連れて立ち寄らせてもらいます!!」
そう言うと秋の領土を離れて行った…
次は夏の領土か…
急がないと、もうすぐ子供たちに魔法薬を教える時間になる…
慌てて遊園地に向かった…
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