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時の流れるままに2

第9章 新たなる始まりと夫婦喧嘩


今の時間帯はグレイ兄さんとナイトメアが仕事中なので…
子供たちが学校に行っている間、私は春の季節…ハートの城に来ていた…
一応私も仕事を兼ねてるんだけど…
出かける時に寄り道してきていいと言われた…
そして、今はアリスと一緒に謁見室に向かっている…
「春ってポカポカしてて良いな~」
「ユキの居る場所は冬だからね~」
「春って何か眠くなります…」
あくびしながら歩いていると、謁見室に着いた…
中に入ると、玉座にビバルディが座っている…
ペーターはその隣に立っている…
王様は不在の様だ…
「魔女か…よく来たな…」
「陛下…ナイトメア様からのお手紙をお持ちいたしました…」
「そうか…」
ユキは魔法でビバルディに手紙を送った…
ビバルディはすんなりと受け取った…
内容は、近々塔の領土内で行われる催し物のお知らせだ…
ユキや塔の領土内に居る職人さんが氷のオブジェなどを造ってその特設会場でお祭りを行う…
ミントとミルクが提案した催し物だ…
勿論、この二人やグレイもオブジェを造る事になっている…
「では、失礼します…」
そう言って出ようとすると…
「まて、もう仕事は終わったのだろう?」
「えっと…あと帽子屋領と遊園地…そして、サーカスに届けないと…」
「そんなのは後でもよかろう…この手紙を見てると、20時間帯もあるではないか…少し位お茶会に付き合っておくれ…」
ビバルディはさっきまでの仕事の表情から一変して優しい顔になる…
少し位大丈夫か…
幸い、自分のオブジェはもう完成している…
急ぎの配達ではないしね…
「分かったわ、ビバルディ…」
「ユキと紅茶飲むの久しぶりね…」
「最近、子供の世話で忙しかったからね~」
「そんな事は夢魔にやらせればよかろうに…」
そう言いながら庭園に向かった…
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