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時の流れるままに2

第9章 新たなる始まりと夫婦喧嘩


※主に…ミントとミルク視点です!!
あれ…?お母さんは?
「ねえ、帽子屋のお兄さん…」
「どうしたんだ?」
「お母さんは?」
「ああ…彼女は「ブラッド!!」どうしたんだ!!騒々しい…」
「魔女が子供連れて来たってガキどもが言うから…この子は?」
「その…魔女の娘だ…良かったな…エリオット…」
「黄色いウサギのお兄さん!!よろしく!!」
「俺は兎じゃねえ!!」
そう言うと…ミルクに銃を撃った…
ミルクは咄嗟にしゃがむ…
「エリオット!!」
「でもよお…ブラッド…」
ミルクとミントはじっと二人を見上げていた…
このお兄さんたちって…
お母さんやお父さんと同じ役持ちなんだよね…
「どうした?お腹が空いたのか?」
「うん…」
「君達も一緒にお茶にしよう…確か…エリオットの好きなものだったな…なあ、エリオット…」
エリオットは目を輝かせて笑っている…
「人参ケーキに…人参のコンポートに…」
にっ人参…!?
ミルクは青ざめている…
「紅茶も良いのを取り揃えている…」
紅茶…!?
嫌だぁ!!
ミントは逃げようとしている…
ブラッドはミントの方を見る…
見た目は夢魔に似ている彼女に手を差し伸べる…
「君は…紅茶を飲んだことがあるのか?」
「前にお母さんが薬屋の休憩で飲んでいた時…一緒に飲みました…でも、まずかった…」
「あ~ユキは自分で淹れるのが下手だからな…紅茶は…」
話し…長くなりそうだな…
でも、淹れ方によって味が変わるなら…
そう思い…飲んでみた…



その頃…ミルクはエリオットに捕まっていた…
「ミルクは…もちろん人参料理が好きだよな?一緒に…ミルク「嫌だ!!!」」
「絶対に人参は食べないからね!!」
「人参じゃねーって!!これは、人参ケーキだ!!」
「材料は人参じゃない!!」
「ほら…食ってみろって!!美味しいから!!」
そう言うとエリオットがミルクの目の前に人参ケーキを持ってくる…
「本当に…?」
「本当だって!!」
もし、そうなら…食べてみようかな?





「「美味しい!!」」
「だろ?」
「私の紅茶がまずいわけないだろう…それより…」
2人がミントの方を見る…
「面白い…夢魔と魔女が小さくなったようで…」
そう言うと面白そうに笑った…
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