第8章 夢魔と魔女の結婚式
「…どうぞ―」
部屋に入って来たのは…ナイトメアだった…
「ナイトメア!!」
まだ部屋が片付いてないですよ!!
私は、綺麗付きな兎なのに…
は慌てながら掃除をしている…
「ユキ…」
「何…ナイトメ…!!」
ベッドに押し倒されて…口がふさがれる…
「ナイトメア…?」
どうしたの?…と心の中で問いかける…
「さっき…ドレスを着た君を見てからこうしたかったんだ…」
ナイトメアの言葉に赤くなる…
「…結局、ペーターは結婚を許してくれなかったね…」
数時間帯前…ユキとナイトメアが結婚の報告を行った時にペーターに反対されたのだ…
「仕方がないだろう…あやつは君の保護者みたいな存在だったからな…暫くしたらまた挨拶に行けばいい…」
「そうですね…」
「それと…結婚したら私の妻でグレイの上司になるんだから…私やグレイに敬語を使うな…それと、あんまり無茶な事はするなよ…」
「分かっているわ…ナイトメア…」
ナイトメアも病院にちゃんと行って薬を飲んでね?…と心の中で言うと彼は苦笑した…
「私は…病院には行かないが…ユキの作った薬なら喜んで飲もう…」
ナイトメアはユキの手の甲にキスをすると…
3時間帯後には結婚式だ…
という事を伝えて…出て行った…