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時の流れるままに2

第8章 夢魔と魔女の結婚式


ユキとアリスは夢の空間を走り続ける…
いつの間にかペーターとナイトメアもいる…
周りは…アリス自身が知っている風景に変わって行く…
ハートの城…時計塔…遊園地…帽子屋屋敷…クローバーの塔…ダイヤの城…美術館…
コロコロと景色が変わっていく…
先頭を走っている2匹の兎は…とてもよく似ている…
「私の居場所は…」
急に光が強くなった…
目が覚めると…アリスはダイヤの城に居た…
「やっぱり、私の居るべき場所は…ペーターやユキの居る…クローバーの国よ…」
彼女はつぶやくと…身支度をしてこっそり城を出た…
各滞在地を回って…最後に駅に向かった…
駅の入り口にダイヤの国の(人1)が居た…
「アリスさん…」
「怪我は大丈夫なの?」
「もう、何度か時間帯が変わったから大丈夫…包帯ももうすぐ取れます…ナイトメア駅長には会わなくて大丈夫ですか?」
「うん…私…」
「帰るんですよね?」
「ええ…」
「もう一人の私によろしく伝えておいてください…」
彼女はそう言うと…駅の中に帰って行った…


「帰らなくちゃ…」


森に向かって…扉を開いた…
もう、この時間の彼女は迷わない…
扉の先には…ペーターと…ユキ…そして、ナイトメアだった…
「みんな!!」
アリスとペーターは抱き着き…
ナイトメアとユキの手にはそれぞれお揃いの指輪がはめられていた…
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