第7章 ゲーム
まだ、あの時の返事もしてないのに…逢えなくなるなんて…そんなの嫌だ…
私は…ナイトメアの事が…
一粒の涙がこぼれた…
床に着いた途端…
彼が呼ぶ声が聞こえた気がした…
「ナイトメア!!」
声のする方へ走って行く…
周りの鏡は紙ふぶきの様に舞っていく…
鏡の迷路を抜けた先…
まぶしくて目をつぶっていると…
彼が抱きしめてきた…
「ユキ…良かった…」
「私…決めたよ…」
貴方と結婚します…
彼は目を丸くする…
「でも、その前に…」
彼女は魔法薬を飲み干す…
「ジョーカーと決着を付けないとね!」
アリスを正しい道に導く為…ダイヤの国に向かった…
「アリスは…今頃ジョーカーと会っている…気を付けろ…」
「大丈夫よ…夢の世界では私達の方が有利…」
「隙間を見つけたぞ!!」
アリスは…ジョーカーに追いかけられていた…
「アリスにこの銃を持たせられる?」
ユキは小さめの銃を渡した…
「やってみよう…」
「じゃあ、ちょっとアリス姉さんを助けて来るね…」
彼女は隙間に入って行った…