• テキストサイズ

時の流れるままに2

第7章 ゲーム


私はミラーハウスの中をさまよっていた…
「ナイトメア…何処に居るの?」
泣き出しそうになるのをグッと堪えて歩き続ける…
鏡に様々な自分が映りだした…
中には…もう一人の自分やダイヤの国に居る自分も映っている…
時間が進んだり戻ったりする世界だからどれが本物だかわからない…
それぞれの自分はそれぞれの場所で仕事をしている‥
中には抗争中に撃たれた自分も映っている…
希望を与えるカードは…現実に居る自分と何かしら連動しているらしい…
それを思い出したユキは不安になる…
ナイトメア…何処に行ったの?
心の中で叫びながら鏡の迷路を進んでいく…


「ユキ…」
ナイトメアは水晶玉を見つめている…
「無駄だよ…たとえ夢魔の能力でもユキには届かない…届くとしたら…勝った時だ…」
ジョーカーはその後ダイヤの国に向かった…
ナイトメアは無言で机をたたく…


「そういえば…これってミラーハウスよね…」
鏡をコツコツと叩いてみる…
本に書いてあったけど…この世界では自分にとって大切な人に通じるんだっけ…
壊せるのかな…
杖を出そうとするが…時計が反応しない…
「あれ!?」
あいつの領土だからか…ルールを加えたようだ…
「あの道化師…」
私はぺたりと座り込む…
ナイトメア…逢いたいよ…
/ 64ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp