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時の流れるままに2

第5章 告白とジョーカーからの招待状


今回の書類は簡単だった…
「これで最後っと…今日作る魔法薬は…これか…」
今回は大きくなる薬と小さくなる薬だった…
依頼主は…
「げっピアスか…今回違う国で良かった…」
出来れば…あんなキス魔のバカ鼠とは会いたくない…
もう一つの仕事の同僚なのも気にくわないし…
あの道化師よりも嫌い…
引っ越しでたまたま同じ国だったりするとよく双子たちと一緒に彼に対して色々と悪戯をしていた…
私も偶に弾かれるし…
だって、私は魔女だもの←
悪戯は双子と私の専売特許よ…
というか、早く薬を作らないと…
確か…4時間帯後までに作ればよかったんだったな…
魔法薬としてはとても初心者向けの薬なので…3時間帯程で完成した…
「後は、これと一緒に包んで…」
私はカラシとタバスコとハバネロ入りのチーズケーキを魔法薬と一緒に入れて…風船を付けて魔法で飛ばした…
後は、時間帯さえ変わればピアスの所につくはずだ…
ピアスは眠り鼠でチーズが大好きだから…
食べたとたんに入っているものに気が付いて慌てるはずだ…
泣き叫んでるんだろうな…
ニヤッと笑うと、薬棚を整理し始めた…
「補充が必要な薬は…ないか…最近特注の魔法薬しかなかったからな…この薬は…」
一つの薬を取り出す…
アリスを助けにダイヤの国に行く時に使う薬だ…
「アリス姉さん…元気かな…行きたいけど…そう何度も行ったらさすがにルールを破ってしまう…」
いくら服用してルールを破っても大丈夫な薬でも、さすがに何回ともなると…
ペナルティーが科される…
どこぞの迷子騎士が看守服で処刑人モードになって私の所に来なければいいけど…
いや、重罪人でもないし無いか…
ルールなんて破った事がほとんどないからね…
「買い出し行かなくちゃ…グレイ兄さんが料理を作る前に…」
私はフードつきマントを羽織ってとんがり帽子を被り直すと…買い物用のバスケットをもって出ていった…
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