one piece of my Dream [ワンピース]
第7章 好きだよ
最近の僕は、ナミが買ってくれた服を着ていた。
でも、それは結構露出が多くて、ウソップにリメイクしてもらった服はナミに着るのを禁止されて、没収されてしまった。
「……似合わない…?…」
急に恥ずかしくなった。
こんな女の子らしい服なんて着たことがなかったから、
やっぱり似合わなかったんだ……
「…………………」
無言のままうつむくゾロに、
近くにあったブランケットをたぐり寄せ、身を隠す。
「……………」
「違っ……
…そぉいうわけじゃなくて……
ほら、その………
目のやり場に困るっていうか……」
「…?……ナミもロビンも僕より肌見せてるよ?」
「あれは……………別っていうか……
…しんの場合は、触れたくてたまんなくなるんだよ……」
「………え“っ?!………」
なんだかとっても恥ずかしい。
「他の奴にも、見せたくねぇ………
…って、何言ってんだ?俺…
恥ずかし…」
頭をガシガシとかいて照れたように僕をちらりと見るゾロが、
たまらなく思えた。
「あははっ!
ゾロ、可愛い-----…んっ…」
僕の言葉を遮るかのように唇を塞がれる。
「…んん?……っふ……はぁ……」
耳の後ろをなぞられ、体が震える。
指が首をつたい、鎖骨へと落ちる。
着ていたシャツのボタンが1つずつ外され、肌と下着が露わになる。
「…ちょ……ゾロっ!……」
離された唇が指の跡を追う。
「…しん……笑ってられんのも今だけだ…
……今から思っきり啼かしてやるよ」
唇の跡には真っ赤な花が何個も咲き乱れる。
ゾロの膝の上から降ろされソファーに腰掛けさせられる。
床に膝をついたゾロが下から覗き込むように僕にキスをする。
優しいキスに酔いしれる僕の胸を確かめるように、
焦らすように、ゾロが触るから、
僕だってゾロに触れたくなるし、
もって触れられたくもなる。
両手を伸ばして引き寄せると、触れ合った肌が心地よい。