one piece of my Dream [ワンピース]
第7章 好きだよ
「……上等…」
ニッと笑い、噛み付くようなキスをされる。
髪に触れていてゾロの手が背中をつたい腰へと降りる。
もう片方の手で後頭部を押さえられ、
もぉ逃げることなんてできない。
少し、いや、すごくキヨに似たキス………
……………………………
考えちゃダメだってわかってるけど、
想ってしまう。
………キヨ。
キヨ。
……………キヨ……………
すがるように首に腕を回して僕からも求める。
「……………ヨ………」
吐息とともに漏れた言葉に、ゾロが止まる。
「……俺は……ゾロだ……
……誰を想っててもいいが、
今お前にキスしてんのも、
今からする行為も、
この声も…
この、体も!………
……キヨなんかじゃねぇ!
俺だ!!」
僕の手を掴んで、ゾロの顔、体に触れさせる。
「あっ………ごめっ………ゾロ……」
熱くなったゾロの体が僕を惑わせる。
……ゾロはキヨなんかじゃない……
「……ゾ…ロ………
…ゾロ……ゾロ……」
ゾロの閉じた左眼、頬、唇、首筋、胸にキスを落とす。
……ゾロはゾロなのに…
上の服を脱ぎ、現れた筋肉質な体に目を奪われる。
「……あんま……見んな……」
まだゾロの膝の上にいる僕の、太ももに手を這わせる。
「……ん……」
触り方がいやらしくて、つい声が出てしまう。
「…最近…よくこんな格好してるけど……
…………その…………」
ゾロの言葉が止まる。