• テキストサイズ

one piece of my Dream [ワンピース]

第6章 嫉妬




今は目の前で、俺のあげたくまを抱きしめて眠っている。

仕込みも終わり、しんに近づいてみると、

ピクっと体を震わせ、俺の顔をみた。

優しく微笑んで、

「サンジ--……」

と、眠たそうにつぶやいて手を伸ばされる。

その手を取り、床に腰を下ろしソファーにもられかかる。

「…おやすみ……」

自分でも驚くほどの優しい声で、しんの頭をなでてやると、安心したかのようにまた、眠りについた。


規則正しく聞こえる寝息と、初めて見た寝顔。

……無防備すぎじゃないか?

と、思わせてしまうくらい、しんは深く眠っていた。

俺の視線が、足先から太もも、お尻、腰、胸、鎖骨…

と徐々に上がっていき、唇で止まる。

……ルフィはされたんだよな、キス…

いや、あれは酔ってたし、本人は覚えてないみたいだし。

そう思っては見たものの、視線が離せなくて困る。

閉じていたしんの唇が少し開いて、俺を誘ったように思えた。

ゴクッと鳴った喉に唇が乾くのを感じる。

潤いが欲しくてゆっくりとしんの唇に近づいた。




/ 155ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp